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 PAGE INDEX                       「仕事場から」玄関へ 
●小林亜星/服部克久両氏の問題、どう思いますか?  Update 08/31
●「しあわせになるための小さな種のみつけかた」   Update 08/13
                    

 ● Update 08/31「小林亜星/服部克久両氏の問題、どう思いますか?」

   25日の晩、かまださんとM-stroll の岩田さんと云う方と渋谷で約束、尻切れとんぼになっていた話の
  いくつかについて、少し突っ込んで意見を交わすことができました。 まず、二人ともなかなかの酒豪!
  コンピュータ等を使うことで曲作りを楽しむ人口が増えて来ている中(それ自体は歓迎すべきと思うけれ
  ど)、授業でもいつも叫び続けている感覚オンリーでの曲作りと、感覚+そのウラ付けとなる自分の書法を
  整えて行ったり積み重ねながら作曲して行く姿勢との差は、あるところから先を目指そうとする人たちに
  は、これからますます意識を向けなければならない要素になってくるでしょう。

   岩田さんは今、お気に入りの進行を掴みかけているとのことで、かまださんの言う「思いもよらないメ
  ロディ」との出会いを楽しんでいる様子。 それを磨いて自分の書法として確かなものとして行くことで、
  結果として2 倍/3 倍の表現力を身につけることができるようになるのだと思います。 もう一つ正反対
  の書法については、いずれかの機会に触れますね。

   いただいた質問や相談には基本的にメールで直接返信していますが、先日いま話題の一件である小林亜
  星/服部克久両氏の主張について触れていた方がいらしたので、おせっかいにならないスタンスで、こゝ
  にも少しだけ私見を書いておきます

   譜面上の同一性、もしくは「似ている/似ていない」云々は比較的話題にし易い点なのですが、譜面づ
  らでかなり違って見える場合でも、その曲の性格性(ニュアンス)や生みだされた土壌にその共通性が見え
  るようであれば、クリエイティブな作業に携わる者としては赤面ものでしょう。 こちらの方が一般に気
  づかれにくいので、今耳にする音楽の中でも探して行くと、結構たくさんの例があふれてますよ。
   それでは今回の2 曲の場合は?と云うと、クレームを付けられた服部さんの「記念樹」の創作土壌とし
  て、亜星さんの「どこまでも行こう」のニュアンスがあまりないように私には感じられます。 逆って
  なり似た譜面づらから、ずいぶん違った創作的ニュアンスが生まれていることに、音楽の素敵さ素晴しさ
  を再認識させられたような印象があって、クリエイティブな面から問題にすべきはそちらの部分の建設的
  な議論なのではないかナと考えます。
   アレンジ操作で、似たニュアンスを作り出すことゝはまた別の次元での話ですし、誤解のないように書
  き添えると、わたし個人的にはどちらかと云うと服部さんの作品は、あまり好きなほうではないんです。
                                            b y とし


 ● Update 08/21
   夏休みだと云うのになんだかゆっくりできない! きょう信州:白馬へ向かいます。
  16日に聴いたかまださんのライヴのこと、当夜は私の予定が重なって楽しい(?)打ち上げに出そこなった
  代わりにと、バンドの方たちと会うことになった25日のこと、そしてメールでいただいた質問や相談の一
  部などを、次回お話ししましょう。
   きょうは、できたての掲示板に何でもいゝから貼って行ってほしいなァ!        b y とし
                    
                    
 ● Update 08/13「しあわせになるための小さな種の見つけかた」

   前回は、前日から半徹夜でこのホームページをアップロードしたばかりだったので、ペースが大きく狂
  ってしまった。 途中になっていた"かまだくにこ"さんとの出会いを書き留めておきます。

   去年の暮、近くの本屋で「しあわせになるための小さな種の見つけかた」と云う長〜いタイトルの、か
  わいゝ本(大和書房¥1,100)を目にしました。 いずれ自分のソング集のテキストにでもしようと思い、
  いつもと変わらず買って帰って本棚へ…!?
   いま私は上野の千代田工科芸術専門学校と云うところで、未来のサウンドクリエーターを目指す学生た
  ちにコンピュータを使った作曲や編曲の授業をしているのですが、彼等のひと区切りの作品集のテキスト
  として「あの本はどうだろうか?」… けだし、名案。

   早速、11人の学生と私とでその本のなかの12の sceneに曲をつけるソング集を目指してスタートです。
  出版社を通じて作者に作品を使わせていただきたい旨の手紙を出しておいたところ、6月のある夕方「と
  っても楽しみにしてます」と直接お電話をもらう。
   さてその中身のほうはと云うと、初めて作ったメロディ(意味わかりますか?)であったり、どうしても
  時間切れで未完成になる者が出たりと、充実度においてはいま一つだったものゝ学校のスタジオで、技術
  の先生のみごとな技も拝借してレコーディング。 どうにかMDにまとめて、この若いクリエーターたち
  に「一言いただけたら…」の添え書きをして作者の元へお送りしました。

   その著者が福岡在住で、こころとからだの問題をテーマにメンタルヘルス関連の記事を手がけていらし
  た、フリーライターの"かまだくにこ"さんでした。 先日は、各人の作品ひとつ一つにコメントを添えた、
  丁重なお手紙をくださっています。 立場を異にするクリエーター同士のふれあいは、作曲者(学生たち)
  の後日に必ず生きてくるはずのことで、この突然の申し入れにも快く応えてくださったかまださんに、心
  から感謝です。 ありがとうございました。

   この話、もうひとつおまけがある! なんと彼女は、M-strollと云うバンド(アマチュアとのこと)の作
  詞とvocalを担当しているのだとか。 思わぬ偶然に聞いてびっくり!
  そのM-strollのライヴを下記します。
     ☆ 8/16(日)  18:30 open  19:30 start
      吉祥寺 : Star Pine's Cafe ・0422-23-2251
 
        前売り¥2,000 当日¥2,300 (ドリンク別)
  「行ってみたいぞ」のかたは、ぜひ足を運んであげてください。 手元に数枚の割引カードあります。
  間に合えば送るなり、当日お渡しするなりしますよ! 私は顔だしするつもりなので。 もし必要な方は、
  それもメールください。

   コンピュータの学校で教えてはいても、音楽以外のハードやシステムについては恥かしながらけっこう
  疎いです。 秘密でない(?)オリジナルのテクや、最新の裏ワザ持ってる人、伝授のメール待ってます。
                                           b y とし



 ● Update 08/10
  いまの仕事場はクラシック色。 この秋の演奏会のための小品として寺山修司の詩に作曲を進めてます。
  先日また、音楽をやっているからこその出会いがありました。 08/16の夜に東京:吉祥寺のStar Pine's
  Cafe でライブをすると云うM-strollのvocal、まだくにこさんとの出会いなのですが、今日はちょっと時
  間がありません。 ごめんない。 またすぐ、詳しい話を更新しておきますね。      b y とし


 
 

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